(※本戦に参加したROMはサブROMで、レンタルチームはメインROMで出しました。レンタルチームの個体は、実際に使用した個体と全く同じものです。)
1.はじめに
どうも、アゼリア(@azl_poke)です。
今回は日本一決定戦本選で使用した構築を簡潔にですが紹介します。
結果は10勝10敗で、最終レートは1515、最終68位でした。
××××〇/××〇×〇/〇×〇〇〇/×〇〇〇×
2.構築経緯
まず、環境に多いや、をメタった構築を使用しようと考えました。
このポケモン達に一貫して強い技が飛行タイプの技であることから、ダイジェットを使えるポケモンを探しており、ずっと珠ドラパルトを使っていました。
理由として、僕が剣盾において最も使用していたポケモンであり、扱いに慣れていたためです。
また、PJNOの結果からRIP()の並びが非常に強いということが分かったため、ドラパルト+RIPで行こうと思っていました。
RIPは強かったのですが、ドラパルトの何か違う感を払拭できずに直前まで迷走していました。そこで、適当にパッチラゴンを入れてみると割と使用感がよかったので採用することにしました。
今思うと、バナコータスやエースバーン、ゴリランダーに強いダイジェッター(トゲキッスやウォーグル)に強い貴重な電気タイプだったからだと思います。
パッチラゴンを使う上でサポートが欲しいと思ったのでトゲキッスを採用し、トリル展開ができ、耐久が保障されて引き先としても優秀なサマヨールを採用して構築が完成しました。
続いて、個別解説に移ります。
3.個別解説
パッチラゴン@広角レンズ
張り切り 陽気 AS
電撃嘴 ドラゴンクロー 燕返し 守る
『DT-RIP 〜安らかなる口づけを〜』の「口」の部分です。嘴なので。
張り切り電撃嘴が強かったです。それだけです。
DMさせずに立ち回ることも多く、できるだけ技を命中させて欲しいという期待を込めて広角レンズを持たせました。
ガオガエン@フィラの実
威嚇 腕白 HBdS
『DT-RIP 〜安らかなる口づけを〜』の「安らかなる」の部分です。
そこそこ素早さに努力値を割いたので、上から捨て台詞を打つことが多いです。それがディスアドとなる場合があるので、バークアウトも採用しました。
やっぱりこのポケモン強いですね。大好きです。
トゲキッス@オボンの実
天の恵み 穏やか HBds
エアスラッシュ この指止まれ 欠伸 守る
『DT-RIP 〜安らかなる口づけを〜』の「口づけ(キッス)」の部分です。
あくまでも僕個人の考えですが、このルールにおけるトゲキッスはサポート役として運用する方が評価が高いです。
もちろんDMしてもしなくても殴る性能はあるのですが、特にDMしたときは妨害をモロに受けたり運負けしやすい印象でした。
この指止まれをするなら中途半端に耐久に振るのではなく、がっつり耐久に振ってサポート性能を伸ばす方が好みです。
また今回のウェポンは、環境に草タイプが多く、通りのよいエアスラッシュを採用しました。
ゴリランダー@イアの実
グラスフィールド 意地っ張り HAdS
グラススライダー 10万馬力 剣の舞 守る
『DT-RIP 〜安らかなる口づけを〜』の「安らかなる」の部分です。
守るは、ダイジェットの餌になることを回避したり、盤面に居座らせたいときに重宝しました。
剣の舞は、ラッキーやハピナスによる詰め筋がある構築に対しての解答です。他にもガオガエンバック読みで打つこともありました。
アシレーヌ@命の珠
激流 控えめ HC
『DT-RIP 〜安らかなる口づけを〜』の「安らかなる」の部分です。
DM率No.1。トリルを張って殴るというシンプルな動きが一番強かったです。
サマヨール@進化の輝石
お見通し 呑気 HBD
『DT-RIP 〜安らかなる口づけを〜』の「~」の部分です。魂がサマヨーウ姿を表しています。
本構築における基本的な動きは、「トリックルームからのDMアシレーヌ」です。トリックルームを張る性能が最も高いという条件を満たす必要があったため、ポリゴン2ではなくサマヨールを採用しました。
アシレーヌ+サマヨールを使用していて、アシレーヌのDMを捨て台詞やバークアウトで弱体化させて対応する人が多かったので、今回は黒い霧を採用しました。詰んでくるアーマーガアに対しても有効でした。
4.基本選出
①先発 後発
②先発 後発
5.最後に
ここからは雑魚の戯れ言になるので、興味のない方は飛ばして下さい。
勝ちきれなかったことに関してはとても悔しかったです。この日に向けてめちゃくちゃポケモンをやりこんでいたため、最後の一戦に敗れた後は虚無虚無プリンになっていました。当時のことを思い返すだけで吐きそうになりますね。
初戦から4連敗を喫し、1400前半からのスタートで萎えていましたが、マッチングする相手はほとんど格上でレート差100の対戦も当たり前のようにありました。そのため、僕の気持ちの持ち様によってはワンチャンスを掴めると思い諦めずに対戦しました。そして19戦消化時点でレートが1530で59位。最後の対戦相手とのレート差から、”勝てば”レートが「17」貰えていたため、結果的にトップ50位圏内にはギリギリ入っていました。
ただ、ここで勝てないようでは真の強者にはなれないと痛感しました。
そもそも絶対にトップ4に入るという意志が弱かった時点で、すでに「敗北していた」のかもしれません。
今後はこのような姿勢を捨て、常にトップを目指す気持ちでプレイしようと思います。
運負け主張はダサいのであまりしたくないのですが、序盤は不運続きでした。
相手の水ロトムの10万ボルトによって、DMアシレーヌが急所+麻痺+麻痺しびれのフルコンボ。相手のジバコイルの10万ボルトが、絶対に耐えるHPのDMアシレーヌに急所でお通夜。バンギラスの岩雪崩によって、怯んで技が出せない!。
本当に何回台パンしたことか。僕は台パンをするとき、台に対して指を垂直にするのではなく、平行にして台ナックルするタイプなので、指が数本折れるかと思いました。
この話はこれぐらいにしておきます。これからは運要素に影響されにくい構築作りを意識しようと心に決めました。
さらに、構築選択に関しても後悔がありました。
ずっとドラパテラキ+御三家トリルを使っていたにも関わらず、それを信頼しきれず中途半端な構築を持ち込んでしまいました。
環境トップに対するメタのメタが裏目になってしまいました。
ということで僕のVGC2020はこのような形で終わりました。「あらやだ〜ダイマックスやだ〜(A.Y.D.Y)」(cv.大蛇丸)とか言いながらも楽しんでプレイすることができました。
VGC2021においても権利獲得のチャンスがあると思うので、ここで腐らず来年に向けてやっていこうと決意しました。絶対に勝ちます!
ここまで読んでいただいた方は本当にありがとうございます。
構築のレンタルチームに関して、8月中は公開していると思います。
また、構築に関して質問・感想等がありましたら、僕のTwitter(@azl_poke)までお願いします。
全国&ロンドン、待っててね~。絶対行くからね~。